ARBが先週Airdropされ、大型プロジェクトのエアドロップで大いに盛り上がりを見せました。現状ARBはファントークンであり、使い道がないので、今回はDeFiプロジェクトを中心に使い道をまとめてみました。*このレポートは投資アドバイスではありません。リスクなどについて自身でよく調べた上で利用を検討してください。
1. ARB単体運用
単体運用の利点はARB価格の上昇を諦めなくていい点です。将来的な値上がりを期待する場合にはおすすめです。
・Buffer Finance:APR 47%
ホームページ:https://app.buffer.finance/#/earn
バイナリーオプションプロジェクトです。ARB vaultを開始しました。ARBを貸し出すことで、オプショントレーダーのカウンターパーティーを引き受けることになります。つまりトレーダーが負ければ報酬が増えますが、トレーダーが勝利した場合は損失を受けることになります。
・Silo Finance:APR 0.17%(+7.04% Silo)
ホームページ:https://app.silo.finance/
新世代のレンディングプロジェクト。アセットごとに担保-貸し出し資産のプールを作成することで、一つのアセットのリスクが他のアセットに波及することを防ぐ仕組みになっています。これによりARBなどのボラティリティが激しいアセットに対しても素早くマーケットを作成することができます。現在ARBの供給が多いため預入金利は低いですが、Siloトークンとして7%程度の金利を受け取れます。また、ARBに対してUSDCとETHそれぞれ金利2%程度で借りることができますので、それを運用してさらに利回りを高めることもできます。
・Plutus DAO:APR 0%(+30% PLS)
ホームページ:https://plutusdao.io/stake
PlutusDAOはガバナンストークンをユーザーから集めることで、プロジェクトに対して影響力を持つことを目指すプロジェクトです。Curveに対するConvexのようなプロジェクトです。ARB自体に利回りはつきませんが、現在PlutusにARBをロックするとAPR 30%でPLSを受け取ることができます。 ただし注意しなくてはいけないこととして、ARB⇨plsARBは一方通行であるためARBを返してもらうことはできません。戻したいいときは、今後実装されるplsARB-ARBのプールで取引をこなう必要があります。設計上ARB>plsARBの関係になると思いますので、ARBに戻すときに手数料で数%削られる可能性があります。Plutusにロックするとしてもプールが作成されて様子をみながらでいいと思います。
2. ARBをLP(liquidity provider)で運用
LPで提供することで、DEXでの手数料収入とイールドファーミングによる利益を狙えます。ただしARBのボラティリティが激しいため、IL(Impermanent Loss)による損失を利回りを超えられるかに注意する必要があります。
・Camelot Exchange:APR 155%-200%
ホームページ:https://app.camelot.exchange/farms
Farm APR: 22.6% - 67.81%(xGRAIL ロック時)
Earned fees APR: 133.17%
対応プール:ARB-ETH、ARB-GRAIL
ArbitrumのネイティブDEXです。流動性はArbitrumで2番目に多く、高い手数料収入を得ています。加えてGRAILトークンを配布しているため、トータルでは200%を超える利回り表示になっています。
・DODO :APR 234%
ホームページ:https://app.dodoex.io/earn/mining?network=arbitrum
対応プール:ARB-ETH
DeFi初期からあるプロジェクトです。取引量はあまり多くないため主にDODOトークンの配布により利益を得られます。利回りは現在200%以上と高い利回り表示になっています。
・Uniswap :APR 80%(GammaStrategy)
Gamma:https://app.gamma.xyz/vault-detail/WETH-ARB-10000
Arrakis:https://beta.arrakis.finance/vaults/0xb1121975f0080ed05253a825cb98af20357c17cb?networks=arbitrum
対応プール:ARB-ETH
DEXの代表プロジェクトです。トークン配布はありませんが、高い効率性で多くの取引を捌いており、Feeだけで高い利回りを実現しています。Uniswap V3は流動性提供できる範囲を任意で設定できる代わりに、管理が大変です。そのためUniswap V3に流動性提供したい場合GammaやArrakis.financeを利用することをお勧めします。
まとめ
今回はARBの運用先をまとめてみました。ARBを活用したDeFiプロジェクトはまだまだ発展途上で、新たな運用先が今後も登場することが予想されます。運用先を選ぶ際は、リスクと利益のバランスを考慮し、自分に合った運用方法を見つけてください。また、プロジェクトの信頼性や開発チームの背景、コミュニティの活発さなども考慮して運用先を選ぶことが重要です。
ARBが今後どのように成長し、どのような運用先が登場するのか引き続き注目していきましょう。新たな情報や運用先が見つかった際には、このブログで随時更新していく予定ですので、ぜひチェックしてみてください。
最後に、仮想通貨投資やDeFiプロジェクトへの参加は、自己責任で行ってください。リスクを十分に理解し、慎重な判断を行いましょう。それでは、皆さんのARB運用が成功につながることを願っています
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